オールインの株・FXトレード日記

日々のトレード記録や気付きを書いていきます。

日本郵政で配当投資を試みるが・・・

こんばんは、オールインです。

本日の教訓:不祥事を起こした企業の株式は、すぐに売却すべし

ということで、今日は安定的な配当を得ようと購入した日本郵政株について、お話しします。

ここで、基本的なことを述べますが、株式で利益を得る方法は、次の二種類があります。

(1)キャピタルゲイン : 株価の値上がりによる利益

(2)インカムゲイン : 株式を保有することで得られる配当による利益

私の株式トレードは、これまでキャピタルゲインを狙うものでした。

しかし、色々な投資ブログを読んでいくうちに、インカムゲインで利益を積み重ねていく投資法も有りかなと思い、投資対象を探し始めました。

インカムゲインを狙うということは、長期間に渡り株式を保有することが前提となるため、株価が安定している銘柄を選ぶ必要があります。

また、配当を得るという意味では、配当が高い銘柄が好ましいです。

そこで、この二個の条件を満たす銘柄として、JT日本たばこ産業)と日本郵政を候補に挙げました。

この二つの銘柄は2018年当時、配当もそこそこ高く、株価が安定して推移するだろうと予想していました。

というのも、JTは国が1/3以上の株式を保有日本郵政にいたっては50%以上の株式を国が保有していたため、国を揺るがす大きな出来事がない限り、株価の大幅な下落は無いだろうとタカを括っていたのです。

ただ、JTは2016年に最高値を付けた後、2018年まで株価は下落を続けていました。
また主な事業も、たばこの販売ということで、世間の流れに逆行しているという事もあり、JTの株式購入は見送ることにしました。

日本郵政はといいますと、2015年の年末に上場して以来、2018年まで株価は下落していたのですが、株価は1200円のラインが底堅く、これから先も1200円を割り込むことは、そうそう無いだろうと考え、株式購入に踏み切りました。

株式購入後、しばらくは株価が1200円から1400円の間を安定して推移していました。

しかし、2019年半ばに事件が起きました。

日本郵政による、かんぽ生命保険の二重契約などの不正販売が明らかとなり、社会問題となったのです。

これを受けて、株価は急激に下落していきました。

株価は1200円の底堅いラインを割り、1000円付近まであっという間に下がっていったのです。

1000円のラインまで到達すると一旦下げ止まり、しばらくはこの株価の付近で値が推移していました。

ここに来て、二つの選択を迫られます。

(1)このまま、配当狙いで株式を保有する。

(2)損失を覚悟で株式を売却する。

(1)を選択した場合、含み損は抱えるが、損失は確定していないため、いずれ株価が反転すると仮定すると、含み損は解消し、配当を受け取り続けることができます。

(2)を選択した場合、損失は確定し、配当の受け取りも出来なくなりますが、株価のさらなる下落に対して、今以上の損失を回避することができます。

今回は長期保有を前提で、配当を受け取ることを想定していたために、結構な株式の数量を購入していました。

ここで、売却して損失を確定するとなると、かなりの損失となることは分かっていたのですが、問題は株価が下落した原因です。

今回の株価下落は、日本郵政という企業が不正を働いたことが原因であることは確かであります。

一度、信頼を失った企業が、その信頼を取り戻すのは並大抵の努力ではできないことも分かっています。

こういった理由から、株価の戻りは限定的であると判断し、株式売却を決定しました。

その後の日本郵政の株価はといいますと、多少の戻りはあったものの、下落が続いています。

株価の安定を前提に購入した日本郵政株ですが、前提が崩れたことで、今回の配当株投資は失敗に終わりました。

しかし、配当株投資自体がダメな投資法とは思っていませんので、チャンスがあれば再チャレンジしてみたいと思っています。


それでは。