飛び乗りは危険!
こんばんは、オールインです。
本日の教訓:経済指標トレードはすべきでない
FXトレードを始めてしばらく経ったときに、経済指標が発表されると、レートが一気に動くことがよくあることを知りました。
この時にトレードしたら短時間で利益を生みだすことができるのではと考え、トレードしてみたことがあります。
今日は、このときに感じたことについて、お話ししたいと思います。
FXのレートは、米国の雇用統計を代表とした経済指標の発表や、米国のFOMCといった、金融政策を決定する機関の動向により、大きく動くことがあります。
これらのイベントにより、レートが動き出した瞬間にエントリーすれば、短時間で楽に利益を出せるのではと考えました。
そこで、実際にトレードしてみようと考え、FOMCの開催直前からドル円チャートを開きっぱなしにして、レートが動き出すのを待っていました。
しばらくはレートに動きはなかったのですが、会合がある程度進んだときに、それは突然起こったのです。
なんと、ほとんど水平移動をしていたレートが、突然下方向に落ち込んだのです。
さらに、下へ下へとレートが加速していきました。
この突然のレートの変動は、会合の内容が市場予想と大きく異なるということが、市場に伝わったことが原因だったのです。
この突然のネガティブサプライズにより、市場参加者が一斉に売り注文を出したことで、レートが大きく下がっていきました。
レートがぐんぐん下がっていくのをチャートで見て、これに便乗しようと、売り注文を成り行きで入れました。
しかし、成り行き注文を入れたにも関わらず、注文したレートからは、かなり離れた不利なレートで約定していました。
これはスリッページと言われるもので、注文を出したレートと約定したレートに差が生まれることです。
さらに、レートが激しく動く指標発表時などには、スリッページによりレートの差がかなり生まれるということでした。
これにより、エントリーして注文が約定した瞬間から、いきなり得られるかもしれない利益の幅が、かなり縮小してしまったのです。
しかし、約定後もチャートは下がっていたので、利益も乗っていたこともあり、決済せずにそのままチャートを眺めていました。
ここまでが、ほんの十数秒の出来事だったと思います。
しかし、さらに数秒後、思わぬ出来事が起こります。
なんと、下がっていたチャートが突然反転し、急上昇し始めたのです。
突然の上昇に、含み益は一瞬にして含み損に変わってしまいました。
このままでは損失が拡大してしまうと思い、決済ボタンを押そうとしたのですが、なんと今度は、またまた反転して急降下を始めたのです。
このまま、レートが急上昇と急降下を繰り返したため、なんとか利益が乗った状態で決済しようと、チャートを凝視しながら決済ボタンを押しました。
しかし、またしてもスリッページにやられてしまいました。
決済が約定したレートは、決済ボタンを押した瞬間のレートとは、かけ離れた不利な位置となってしまったのです。
これにより、このトレードは失敗に終わりました。
このトレードを振り返ってみると、エントリー注文と決済注文を出したレートでそれぞれ約定していれば、利益を得ることができていました。
しかし、実際にはスリッページというものが邪魔をし、思うように利益を得ることができなかったのです。
さらに、レートが動き出した瞬間から、激しく上下に動いたため、これを捉えるのはかなり難しいことも分かりました。
短時間で簡単に利益が出せそうと、タカを括っていましたが、現実は全然違っていたのです。
この経験から、指標トレードではなかなか利益を出せるものではないと悟りました。
スリッページによる不利な約定や、指標発表時の目まぐるしく動くレートなどは、実際に経験して初めて知りました。
損失の出たトレードでしたが、いい経験ができたことによる授業料だと割り切ることにしました。
それでは。